本:ねこ耳少女の量子論
- 作者: 竹内薫,藤井かおり,松野時緒(漫画),松野時緒
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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動機
どこからリンクされてたかわからないけどアフィで気になったのでAmazonのページにとんだら、意外に評価がよく、価格も500円と手頃だったので買った。
あとまあ、量子のもつれの突然死みたいなのがちょっと話題になって自分的に量子論がタイムリーだったので、軽く知っておこうかなと思ったというのもある。
構成
ページ数的には、マンガがメインで、各章ごとに解説がはいっている。
漫画の物語としての内容
物語を純粋に楽しむという側面においては、ちょっと無理がある。作画はよい。
なお、裏表紙の説明文章から読むと、ギャグとしか思えない。
ねこ耳的側面からの内容
ねこ耳というより、猫。猫猫猫。原案の2人と漫画の人は全員猫好きらしい。また、猫はこの内容にも少しからんでくる。
まとめ
この手の「萌える○○本」というノリの本は、基本的には「萌える」ではなく「○○本」しかメインターゲットとして成立しないので、その内容が希薄であまり好まれないものも数多いと思われる。
僕はその手の本はあまり読まないが、今回買った本に関してはかなり正解だったと思う。
量子論は本来、高校大学レベルの物理の知識がないと理解できないものだそうだから、さわりだけ説明している本書の内容はかなり希薄である。だけれど、なんか感じだけは理解できるし、読み始めに抵抗がなくよい。(いわゆる萌え絵に抵抗がある場合は別だろうが。)また、価格も500円(税込)と手頃なので、買う時点での抵抗も少ないと思われる。
また、最後のページでよりしっかりした内容の本の紹介がされているのも巧妙でよいと思う。普通の参考文献一覧とかよりよいと思う。
そのほか
とても新しい本だということには、買って奥付をみてから気がついた。