夏季セミナー参加記&反省会
来年やる人が同じ失敗をしないために色々書いておきます
途中で「です・ます」調でなくなっているのは息切れです。めんどくさいので直していません
参加記
端的にまとめます
- 場所:今年は埼玉の準山奥でやりました。2009年に僕が生徒として参加したときと同じです。
- チューター:今年はチューターが8人と多く、そのうち一人は初の女性チューターでした。
- 08/26
- 適切な電車が30分に一本程度しかないので、参加者の多くが同じ電車で来ていました。
- 自己紹介がgdgdだったので何とかしたい
- 無線LAN機器が不足していた
- 部屋割りも全然決めていなかった。事前に決めたほうがスムーズかも
- 08/27
- 普通にセミナーをした
- たまに理解が進まなそうなところとかについて軽く白板を使って説明したりした
- 08/28
- 普通にセミナーをした
- たまに実装が微妙にバグっている人の手助け?をしていた
- 交流と称していろいろなことをやった(後述)
- 08/29
- 普通に発表準備をした
- 定期的に発表を聞いてチェックしてた
- 08/30
- 発表があった(togetter参照)
- 案の定定刻に始められるわけがなかったので反省(後述)
- そのあと帰った
反省1: 自己紹介のgdgd感
gdgdなのが全面的に悪いわけではないけど時間は勿体無いよね。
今年は
- 名前
- 所属
- 学年
- Twitterアカウント(任意)
- その他(任意)
を言ってもらったけど、いずれにせよ何を話してもらうか最初に宣言しておいたほうが話しやすくなるから、来年はぜひ予め検討しておくべき。
その他
- 好きなプログラミング言語
- 普段使っているOS
- 好きなアニメ・漫画作品
など、最初の話題作りになりそう(?)なことを言ってもらうのもありかもしれない。
ちなみにこの日の全体の流れは次のような感じ。
- 夏季セミナーについての概略(by チューターリーダー)
- あらかじめ話す内容を考えておいたほうがいいかも
- チューター自己紹介(年齢順)
- 紹介の順番とかもあらかじめ決めたほうがgdgdしなくて済むと思う
- 生徒自己紹介(名簿順)
- 本の紹介(担当チューターによる)
- 本選びフェーズ
- これについては後述
- ここまでで90分かかった
- 荷物を持って宿泊棟に行き、そのあと夕食
- 食堂と宿泊棟が近く、研修棟が遠かったのでこの順番にした。
- 戻ってセミナー#1
反省2: 必要な機材
今年は無線LANルーターが初日に1台しかなかったのが大変だった。
結局次の日に事務局の人が持ってきてくれたのでよかったが、あらかじめ必要な機材のリストをチューターの側でまとめておいて、事務局の人に伝えておいたほうが、混乱が避けられるかも。
なお、具体的には次のような機材があるとよい。
- 無線LANルーター: 部屋の数だけあると良い。
- また、セミナー終了後に使うためにもう1台あっても良いかもしれない。(これはチューターの私物でもよい。セミナーで使ったものを流用してもよいが、機材の移動はできるだけ避けたい)
- JOIではAirMac Extremeを使うので、AirMacの設定に詳しいマカーの人をあらかじめ見つけておくといいだろう。
- 電源タップ
- コンセントが壁からしか生えていない部屋のほうが多いので、距離が稼げるもののほうが良い
- 今年の感触としては、一人1コンセントあれば足りそう
- LANケーブル・有線LANのハブ
- 無線LANルーターが存在しているのであればその数のLANケーブルだけあればとりあえず十分
- 念のためあっても良いかも
反省3: 部屋割り
今年は8班で3部屋にわかれてセミナーを行った。この部屋割りはその場で決めたが、事前に決めることも可能であったように思う。
ちなみに部屋は、できるだけ入れ替わるように(いろいろな班と相席するように)部屋割りをつくった。
反省4: 本決め
JOIではJMOと違って用意されている本の数=生徒の数であり、本が余ることはない。
本の決め方は
- 白板上に残り枠数を書いておいて、まだ確定していない生徒は希望する本の欄に名前を書いておく
- この時点では移動可
- 誰も移動しなくなったら、その時点で選抜を開始する
- 枠数より少ないところは確定
- 枠数より多いところはじゃんけんして、勝った人から確定
- 手順1に戻る
を繰り返すことによって行った。最小費用流を使うという意見もあったが、人間がやるのであればこれがわかりやすくて適切だと思う。
反省5: 交流
前の年に企画したものと同様に、今年も3日目に交流という名前のついた時間を2時間用意した。
今年は特に何も用意していなかったので、次のようなことをやった。
来年もやるなら、ぜひ準備万端で挑んでほしい。(gdgdにやったせいでかなり時間を浪費した気がする)
反省6: 発表時間
今年は発表時間が昼休みを挟んで3時間+2時間だったので、前半に5チーム・後半に3チームと分けることにした。
これを決めたのは交流の時間の冒頭。発表順はそのタイミングで決めるのが正解だと思うが、時間の分け方とかはあらかじめ考えておいたほうが良かった気もする。
計算上は1人あたり10分ということになったのでこれを採用したが、次の日にこれではまずいということに気づいた。
結局、1人あたり10分の計算で時間を組むが、発表にかけていい時間は1人あたり7分程度ということにした。
この時間設定は結果としては正解だった。午前の発表が始まったのは予定の30分後だった。(というか、さすがに予定時間ちょうどに始めるのは不可能)
この日は僕は食堂が開いて一番に食事を取り、8時にレアン君のスライドをチェックした後、8時半に発表会の会場に着いて配線等の作業をしていたが、たぶん生徒が9時ちょうどに着席していたとしてもその時点で発表をするのは不可能であったように思う。
以下の準備が必要なので注意すること。
- 無線LAN。去年や今年みたいに皆でTwitterで実況しながらやる流れでいくなら今後も必須。AirMac Extreme 1台では接続数的に足りなかったので2台稼働させた。
- 場合によっては電源タップ。
- 今年のように、床から供給できる部屋であるほうが望ましい。
- プロジェクター類。
- これに関しては発表者側の環境との関係もあるので厄介(後述)
- 発表会についての説明をするスライド
- 「発表したらSlideshare等にぜひアップロードして」とか「ハッシュタグは#JOIss だよ」とか、そういう色々を予め連絡してから発表会を始めるとよい
- スライドなどのデータを集めるためのUSBメモリ
- 複数あっても良いかもしれないけどめんどくさいからやっぱり1つでいいや
- タイマー
- togetterにまとめる人の用意(やるのであれば)
- 便利なのでやってほしい
反省7: 生徒への連絡等
- プロジェクターとの接続テストは予め実施しておきたい。
- 今年は接続テストは不可能だったけど、せめて接続可能なインターフェースの確認(たいていVGAだけだけど)とその周知をしておくべきだった
- スライドやデータ(主にソースコード)は参加者への配布のため回収するということの周知
- スライドはオリジナル(pptxやkeyやodp)とpdfの両方が用意されているとなおよい
- 参加記はもはや義務化してもいいのでは?
- 「参加記を書くまでが夏季セミナーです」的な
まとめると、発表会前と発表会後に以下のことは伝えるといいと思う(今年の場合の例)
- 発表の予定時間
- 1人あたりの発表に許された時間
- 質疑応答のタイミング(個人の発表ごと?班ごと?)
- 今年は、個人の発表ごとに質問があるか聞いて、10秒経ったら次の発表に移った。
- スライドやデータを集めるということ
- 発表中か発表前に集めたほうがいいです(終わったら解散なので)
- スライドのアップロードのお願い
- Slideshare/Speakerdeck等へのスライドのアップロードを是非お願いしてください。
- 色々オフィシャルに持っておきづらいスライドが多いので個人であげてもらうほうがよい
- Slideshare/Speakerdeck等へのスライドのアップロードを是非お願いしてください。
- ハッシュタグ
- #JOIss
- 家に帰ったら参加記を書いてくださいとお願いしましょう
- 解散前に集合写真を撮るのを忘れないようにしましょう
- 今年は忘れかけた(odan君が指摘してくれたので助かった)
あと終わった後に、次のようなことをするのもチューターの仕事です
- 集めたスライドやデータをまとめて参加者に配布すること
- 配布しなければいけないので予め連絡をとれる状況にしておいたほうがいいです
- 連絡がつきそうになければ事務局の人経由でも大丈夫かもしれないけれど
- 参加記やスライドのアップロードを催促して、ブログにまとめること
反省8: チューター会議とリーダー
ここまで書いてて思ったのだが、チューター会議みたいなのをやったほうが話がスムーズに進むのではないか?
リアルじゃなくてSkype上とかでもいいけど。
あと今年は名目上のリーダーみたいなのが決まっていた程度で、鶴の一声みたいな人がいなかったからgdgdだったところがある気がするので、もうちょっとちゃんとリーダーを決めてやったほうがいいかもしれない。
反省9: 生徒の内輪ネタ
悪いということではないが、生徒の内輪ネタには毎回ヒヤヒヤさせられるので思ったことをここに書いておく。
- 自己紹介フェーズで内輪ネタがいっぱい出てきたので、JOIとか初めての人がドン引きしないかすごくヒヤヒヤしてた。少なくとも今年は大丈夫だったみたいだが。
- 発表で、同じ研修施設を使っていた中学校がネタにされているのもなんかヒヤヒヤしながら聞いていた。
- あと、離席した人のPCがロックされていなかったらTwitterで勝手に発言するという習慣も、なんとなく皆了解している感じがあるけど、あれで本気で怒る人だっていてもおかしくないだろうなあとかちょっと思う。せめてこれ以上エスカレートしないような方向性で見守るのがいいのかなあ。
反省10: JMOとの比較
JMOのに参加したときを思い出しながら比較してみる(あんまり反省っぽくないけど)
まずいちばん大きいのが日数で、JOI夏季セミナーが4泊5日なのに対してJMO夏季セミナーは6泊7日ある。
これによってセミナー時間が増えているかどうかはさておき、僕の記憶では自由時間がかなり一杯あって、毎日人狼やら何やらで遊んでいた気がする。あとバーベキューしたりとか滝まで歩いて行ったりとか。
こういう時間がJOIにもあればなーと常々思っているが、一方で、そういう自由時間があっても半分くらいの人がTwitterしながらコード書いてるだけの会になりそうな気もして、なんか微妙…と思うこともある。
人数は、JOIが生徒25名前後でチューターは今年は多くて8名だったのに対して、JMOでは生徒が35人程度、チューターが15人程度。人数が多く、チューター比率も高いようだ。ちなみに女子の人数は同じくらい。
(チューターの気持ちだけで決められる問題ではないが)人数は多いほうがいい、と僕は思っている。ただ人数が増えたらその分運営をしっかりやっていかないとだめになりそう。
本は、JMOではJOIと違って本のほうが余分にあるので、生徒の選択によっては班が消滅したりする。(余った本がどうなるのかは知らない) これはこれでアリだけど別にそうする必然性も無いんじゃないかなと思う。
まとめ
次回僕が参加できるかどうかわからないけど、次回リーダー格の人には是非、こういった内容に注意しながら、よりよい夏季セミナーを作っていってほしい。