ピカソ展に行ってきた(-4)

学校行事で芸術鑑賞会というものがあり、例年演劇を見たりするんだが、今回はピカソ展に行ってきた。

正直なところ、つまらなかった。

さすがに直帰は悔しいのでゆっくり見て回ったが、ピカソの魅力はわからなかったし、見てて疲れた。

かといって、別に芸術全般が嫌いというわけではないようだ。見終わった後、同じところでやっていた「二紀展」なるものに行ってみたが、そっちは面白い作品も多かった。

なぜか。いろいろと考えてみた。

  • キュビズムという発想が、まず僕の性に合わないようだ。あの絵は、何が面白いのか分からないし、面白くなければ見る気がしない。
  • どこかで誰かが「芸術は歳によって見方が変わるものだ」って言ってた気がする。まあそうなのかもしれない。
  • 「〜の習作」みたいのが大量にあった。それって、本来人に見せない、捨てるはずのものでは?と思った。というより、ピカソの作品がピカソのその時の心情に大きく影響された(というかその時の心情そのものじゃね)らしいということから考えると、そもそもピカソの作品群のほとんどは、他の人が見るためではなく、自分で描くことのみを目的としていたのではないか。だとすると、ピカソの心情に興味がある人を除いて、(身も蓋もない言い方をすれば)裸の王様と言えなくもないと思った。
  • ピカソという一人の作風ばかりだったので、飽きたのかもしれない。二紀展は色々な人の作品が見られたので、飽きなかったというのは、確かにあるなと思う。

まあ、とにかくピカソは今の僕には理解できないということだ。以上。